2023.10.13

県内小中学生の不登校、22年度も全国上位の多さ
文科省の調査

全国の小・中学校で2022年度に30日以上欠席した不登校児童生徒は約 29万9000 人(前年度24万5000 人)で、前年度から2割以上増え過去最多を更新したことがこのほど、文部科学省の問題行動・不登校調査で分かりました。児童生徒1000人当たりでは31.7人(同25.7人)になり、特に中学校は59.8人(同50.0人)で40人のクラスだと2、3人は不登校という結果でした。

県教育委員会によると、県内小中学生の不登校児童生徒は5735人(前年度4707人)で全国同様、前年度より2割以上増えて過去最多。児童生徒1000人当たりでは36.9人(同29.8人)で全国平均を大きく上回り、都道府県別で全国5位(同4位)の高い割合になっています。全国傾向と同じく中学校での増加が目立っています。都道府県別に小中学生の不登校状況をまとめたのが。それぞれ小・中学生1000人当たりの不登校生数が多い順に並べています。

県内小学校の不登校児童は2125人(前年度1596人)で、児童1000人当たりにすると21.0人(同15.6人)、都道府県別で全国4位(同5位)。中学校の不登校生徒は3610人(同3111人)で生徒1000人当たりでは66.3人(同55.8人)、全国8位(同9位)でした。