2025.01.20

受験生の8割が体調管理に「不安」、対策は?
明光義塾などの調査

個別指導塾の「明光義塾」を運営する明光ネットワークジャパン(東京都)とキリンホールディングスがこのほど実施した受験生の体調管理に関する調査で、受験本番期の体調管理について不安を感じる受験生が8割に上ることが分かりました。

調査は2024年12月、25年の大学受験予定者200人と過去4年間(21~24年)の受験経験者及び保護者計900人を対象にインターネットで実施。その結果、受験本番期の自身の体調管理について不安を感じると回答した人は、コロナ流行後の最初の受験を経験した21年の受験生が63.0%でした。その後は下降し24年は50.0%になったものの、25年は78.5%に急増。複数の感染症が同時に流行する中で、コロナ禍以上に体調管理への不安が高まっていることが分かりました。

また、元大学受験生に受験本番期当時の健康対策や意識について聞いた質問には、58.0%が「受験本番期を元気に過ごせなかった」と回答。試験本番当日の体調が「万全だった」と感じる受験生のうち、健康対策を意識していた人は57.5%となり、体調管理のために健康対策の意識が重要であることがわかりました。

健康対策意識があったと回答した元受験生と家族のうち「受験に向けた健康対策としてもっとできることがあった」と感じるという回答が59.5%に上り、具体的には「バランスの取れた食事や十分な睡眠をとればよかった」「家族全員が常にマスクを着用するべきだった」などの声がありました。