2024.12.02

「家族仲がいい」9割超、私は「盛り上げる人」
小中学生の家族調査

博報堂教育財団の調査研究機関「こども研究所」が全国の小学4年生から中学3年生を対象に実施した「家族調査」で、「家族仲が良い」と感じている小中学生が9割以上に上ったことが分かりました。また家族内で「お金をかせぐ人」「ごはんを作る人」「盛り上げる人」などそれぞれの役割がある様子が分かりました。

調査は2024年9月にインターネットで実施。1学年あたり男女各50人と保護者計600組から回答を得ました。

家族内の役割について、お父さんは「お金をかせぐ人」が最多の87.0%。ほかに「自分のことを応援」「困ったときに助けてくれる」「ほめる人」「注意する人」など、精神的支えに関する役割が約7割を占めました。

一方、お母さんは「ごはんを作る人」が最多で90.8%。お父さんと同じく精神的支えに関する役割のほか、家事全般や相談相手など多くの項目で8割以上を示しました。

子ども自身は「家族を盛り上げる人」(43.2%)、「そうじや片付けをする人」(24.0%)などと自認していることが分かりました。

「家族にとって大事だ」と子どもが感じることは、小学生は「一緒に住む」(70.0%)、「一緒にごはんを食べる」(69.0%)、「一緒に楽しい時間を過ごせる」(67.7%)など、時間や空間を共有することが高い割合を示した一方、中学生は「困ったときに助け合える」(66.0%)、「どんなときでも味方になってくれる」(62.7%)、「お互いを信頼できる」(51.7%)など、精神的な支えの部分が大きい結果となりました。

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