2024.08.18

県内生徒・学生の自主学習時間は全国14位
民間集計のランキング

集中力を高めるアプリ「集中」などを提供するbondavi(ボンダヴィ。横浜市)はこのほど、「集中」ユーザーの行動データをもとに集計した都道府県別の自主学習時間を公表しました。全体として「都会の方が学習時間が多い」という結果になっています。長野県の自主学習時間は1日当たり114.6分で47都道府県中14番目、学習時間が「長い」県に分類されています。

今年4月1日 ~ 7月31日の期間を対象に、全国7万6628件のデータを集計しました。別途実施したアンケートで「集中」ユーザーの90%以上が学習用途(72.4%が学生、18.8%が社会人)に利用していることが分かっており、今回の集計データは特に学生の学習時間を反映したものとなっています。

また、ほとんどの場合、自主学習の集中力・モチベーション向上のために利用されており、学校での勉強などを含まず、学生・社会人ともに基本的に自主的な学習の時間が集計されています。

都道府県別の自主学習時間集計結果はつぎの通りです。

都会の方が、学習時間が多い傾向に
1位の山口県は例外的な結果となりましたが、全体の傾向としては、人口密度の高い都道府県(≒ 都会)は学習時間が多い傾向が見られました。

都道府県を人口密度順に並べると、人口密度の高い都道府県では学習時間が長い傾向が確認されました。(下図。学習時間が長いと緑色、短いと赤色で表示されています)

また、この傾向は人口密度が高い Top 5と、低いWorst 5 の都道府県比較からも分かります。(下図)

集計したbondaviでは、「予想通り、都会の方が自主学習の時間が多い結果でした。都会では年齢が低い頃からの受験文化から始まり、学習の動機となる競争が強い傾向にあると思われます。背景には、そのような競争社会が一因としてあるのかもしれません」と分析しています。人口密度が高くない山口県がトップになった要因については、現時点では見つかっていないといいます。

「集中」は、国内外で300万ダウンロードを達成した無料アプリ。App Store、Google Play、Microsoft Storeなどのアプリストアから入手できます。

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