文部科学省はこのほど、小学6年生と中学3年生を対象に、ともに国語、数学(算数)の2教科でこの4月に実施した「全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)」の結果を公表しました。県内児童・生徒は、小6の2教科と中3の国語で都道府県別のランキング順位が昨年よりアップするなど、総じて上昇の兆しが見えました。中3数学は昨年と同順位でした。
ただ、中3国語以外の成績は依然として全国平均を下回っており、県教育委員会は「結果を踏まえ、子どもたちが『好き』や『楽しい』、『なぜ』をとことん追求し、もっと学びたいという意欲が向上するよう授業改善を支援していきたい」としています。
県内児童・生徒の成績(正答率)は、小学6年の国語が67%(全国平均67.7%)、算数が62%(同63.4%)、中学3年は国語が58%(同58.1%)、数学が51%(同52.5%)。この結果、都道府県別順位でみると、小6国語が全国23位(昨年34位)、算数24位(同37位)、中3国語が16位(同32位)、数学が23位(同23位)になっています。
全国的には、石川、東京、秋田の3都県が小学校、中学校ともにすべての教科でトップ10内に入るなど成績上位となっています。(下の表=文科省発表資料をもとにWiLL作成。7月31日掲載の表中、長野県の順位に誤りがありましたので再掲しています)
▶「全国学力テスト2024」結果について、詳しくは国立教育研究所のホームページへ