2021.12.21

小学生の8割「居間などでの勉強」好む
子どもの「好き」調査

学校向け教科書を発行する光村図書出版(東京)はこのほど、小・中学生の保護者を対象に子どもの「好き」に関する調査を行いました。小学生の約8割が個室より家人のいる居間などで勉強するのが好きと答えたほか、好きな教科を作れるとしたら「ゲーム」、好きな番組は「HikakinTV」、2022年に力を入れたいのは「勉強」―が最も多くなるなど、今どきの子どもたちの好みや関心、意欲について興味深い結果が出ています。

調査は11月末にインターネットで実施し、全国の小学生335人と中学生165人の保護者合わせて500人の回答を集計しました。「学習」「学校生活」「生活全般」について計15項目を聞いています。

学習で、「友達と協力して考えながら学習するのと、自分一人で考えて学習するのとどちらが好きか」の設問には、小学生、中学生とも「自分一人の学習」がいわゆる協働学習を上回り、それぞれ45%、53%に上りました。

「子ども部屋などの個室と、家の人がいる場所(居間など)のどちらで学習するのが好きか」には、小学生の79%が「居間など」と回答していました。中学生になるとその割合は44%に下がり「個室」52%と逆転します。今年、いちばん一生懸命に学習した教科は小・中学生とも「算数・数学」でした。

学校生活で、好きな行事は「運動会・体育祭」が小・中学生全体でトップ、次いで「遠足」でした(下表)。「好きな教科を作れるとしたら、どんな教科?」には、全体で「ゲーム」の回答が最も多く、続いて「パソコン」「料理」「アニメ・マンガ」の順でした。

生活全般で、好きな番組(テレビ・YouTubeなど)を聞いた結果は下表のとおりでした。