博報堂教育財団(東京)の「こども研究所」はこのほど、小学4年~中学3年を対象に「人からどう見られたい?」をテーマに調査しました。7割の子どもたちが「自分がどう見られているか」が気になり、半数が「やさしそうな人に見られたい」と思っていることが分かりました。あなたなら、どう答えますか。
調査は今年4月、各学年の男女それぞれ50人ずつ計600人に、インターネットで聞きました。主な質問と回答結果は次の通りです。
「自分がどう見られているか」が気になるのは7割
・全体で見ると「『自分がどう見られているか』が気になる」と答えたのは、71.3%。
・小学生女子では「気になる」が73.3%、中学生女子では83.3%と高い結果に。一方、男子においては小学生・中学生ともに低めの結果でした。
気になるのは「仲のいい友だち」の目
・「誰の目が気になるか」という問いには9割近くが「仲のいい友だち」と回答し、小中男女のどの層でもトップになりました。次いで「知っている子」が挙がっており、親や先生などの大人の目よりも同世代の目が気になるという結果です。
・大人の目については、全体で見ると「先生」が77.3%、「親」が65.0%となっています。
半数近くが「やさしそう」に見られたい!
・「見られたい自分」を表すワードは、「やさしそう」が47.5%でトップになりました。それに続くのは「明るい」35.5%、「親しみやすい」31.5%。性別で見ると男子では「おもしろそう」が小学生・中学生ともに女子より20%程度高い結果でした。
・属性別でみると、小学生男子は「やさしそう」が1位ですが、唯一「強そう」がランクイン。中学生男子は「かっこいい」が1位となり、「やさしそう」は3位に下がります。女子を見ると、小学生女子は「かわいい」がトップになりますが、中学生女子は「かわいい」よりも「センスがいい、おしゃれ」が上位にきています。
●調査について詳しくは「こども研究所」のホームページまで