県教育委員会はこのほど、新制度で行う2025年度公立高校入試の「学校別実施予定概要」をまとめ公表しました。全日制80校(地域キャンパス2校含む)のうち、後期選抜で全校が実施する面接については、「対面」が32校、「紙上」が48校となっています。
このほか、前期選抜で2校(長野西・国際教養、松本県ケ丘・探究)が小論文を、3校(飯山・スポーツ科学、上田染谷丘・国際教養、小諸・音楽)が実技検査を実施します。後期選抜で志願理由書の提出を求めるのは4校(飯山・スポーツ科学、篠ノ井犀峡校、小海、岡谷工業)、実技検査は2校(飯山・スポーツ科学、小諸・音楽)、学力検査で傾斜配点を導入するのは3校(上田染谷丘・国際教養、伊那北・理数、飯田風越・国際教養)となっています。
新入試制度は、①前期選抜で基礎的な問題の学力検査を導入②後期選抜で面接(対面か紙上)を全校で実施③前期選抜の募集枠を拡大―などがこれまでの入試との大きな変更点。
●25年度公立高校入試の「学校別実施予定概要」は次の画像をタップしてご覧ください
22年に発表された各校の「実施案」と比較すると
公立高校各校が22年9月に公表している新入試の「実施内容案」については、多くの受験生がすでチェックしていることでしょう。実施案から変更があったのは全日制が5校、定時制1校。うち、全日制5校の変更点は次の通りです。
▽屋代南 後期選抜で他学科の第2志望を認める▽小諸商業・上伊那農業 後期の面接を対面から紙上に変更▽木曽青峰 農業・工業両科の再募集で志願理由書提出をなくした▽塩尻志学館 前期で実施予定だった「作文」を行わない。