2024.06.11

深志高の狩野さん、国際数学五輪に連続出場
快挙を県教育長に報告

懇談後、記念写真に納まる狩野さん(前列中央)ら(狩野さんの右、武田県教育長)

7月に英国バースで開催される「第65回国際数学オリンピック(IМO)」に出場を決めた松本深志高校(松本市)2年の狩野慧志(さとし)さんがこのほど、県庁を訪れ武田育夫教育長に国内大会をトップの成績で日本代表に選出されたことなどを報告しました。

狩野さんは昨年に続くIМO出場。日本で開催された前回は世界112カ国618人の選手で競い、順位は55位の銀メダルでしたが、「今回は金メダルをとりたい」と決意を語っていました。

県教育長らと懇談の中で狩野さんは、「母の話だと、1歳半くらいから数字に興味を示していたようです」「将来は数学の研究をしていきたい」などと話していました。担任の先生からは、数学の授業中は授業内容とは別に”公認”で、過去にIМOで出題された問題などを一人解いているといったことも明かされました。

武田県教育長は「国内トップでの国際オリンピック出場は、県民にとっても鼻が高いすごいこと。コンディションを整えて世界に挑んできてください」と激励しました。

国際数学オリンピックは7月11日~22日に開催。高校生までの各国代表約1000人が2日間にわたり1日4時間半に3問ずつ、計6問の数学の問題に挑み成績を競います。