新しいグローバル教育を掲げる小学校2校と中高一貫教育校が、長野市と佐久市に3校同時開校し、4月6日と7日にそれぞれ第1期生の入学式を行いました。佐久長聖中学・高校(佐久市)を運営する学校法人長聖が「Summit Academy(サミットアカデミー)」として手がける、長野市の小学校「エレメンタリースクール長野」と中等教育学校の「セカンダリースクール長野」、佐久市の小学校「エレメンタリースクール佐久」―の3校です。
いずれも新形態の英語教育を行うのが特徴で、6日に入学式を行った長野市の小学校では、真新しい制服に身を包んだ47人の新1年生が式後、2クラスに分かれて初めてのホームルームに臨み、少し緊張した面持ちで学校生活について外国人の先生らから説明を聞いていました。3校の校長を務めるイチカワドイル・ウォルターさんは児童に向けた式辞で、「これから新しい旅が始まります。大きな夢を抱いて、友達を大事にし、勇気を持ってチャレンジを続けましょう」と話しかけていました。
サミットアカデミーの3校は、外国人と日本人の2人担任制で日常的に英語を使うなど、独自の英語教育で「グローバルジャパニーズ」(日本人としてのアイデンティティを土台とし、世界で活躍できるスキルを備えた人材)の育成を目指しています。3校合わせた初年度の児童・生徒入学者は231人に上っています。
●写真はいずれもエレメンタリースクール長野の入学式で。上から「入学式場に入場する新1年生」「入学式を終えほっとした表情を見せて退場する子どもたち」「新校舎の前でクラスごとに記念写真」「初めてのホームルームで」