2024.03.18

動画視聴2年前の2倍、家庭学習は1日約30分
小学低学年の家庭生活調査

公文教育研究会(大阪府)がこのほど実施した、小学校1~3年生の家庭生活や学習状況に関する調査で、子どもの動画配信視聴時間が2年前に比べて2倍になったことが分かりました。家庭学習をするのは週平均5.6日で、1日の平均学習時間は30.8分でした。

調査は、子どもの生活や家庭学習の状況、保護者の意識などを把握する目的で2015年から行っているもので、小学校1年から3年生の子どもがいる世帯の母親1000人、父親800人を対象に昨年12月、インターネットで実施しました。

子どもが家庭で過ごす時間の変化については「友だちの家で過ごす時間」「公園や広場などで遊ぶ時間」が昨年に比べて増加。「テレビを見る時間」や「ゲームをする時間」がほとんど変化しなかった一方、ネットフリックスなど「動画配信サービス」の視聴平均時間は2年前の21年と比べて約2倍の1日27.2分に。視聴時間が「2時間以上」との回答も6.3%に上り、子どもの動画視聴時間が増えていることが分かりました。

また、24年度から導入される「デジタル教科書」の認知については47.7%が「事前に知っていた」と回答。デジタル教科書で利用させたい教科は「英語」が最多で35.1%、次いで「算数」34.3%、「国語」27.4%でした。

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