2024.01.30

【高校入試】公立・前期に5525人が出願
全日制の倍率1.41倍

県教育委員会は1月29日、2024年度高校入試について、2月1日に行われる公立高校前期選抜(自己推薦型入試)の出願者数を公表しました。全日制、定時制に、高校入学志望者全体の32.6%(昨年同率)にあたる5525人が出願しました。このうち、前期選抜を実施する全日制62校には5240人が出願し、募集人員に対する倍率は1.41倍で昨年(1.42倍)よりややダウンしました。学科別では国際関係学科等(国際教養科、人文科学探究科など)の倍率アップが目立っています。学校別では岡谷東・普通、大町岳陽・普通、上田千曲の商業と食物栄養などが高倍率になっています。

全日制の志願状況を学科別にまとめたのが次の。(県教育委員会発表資料をもとに作成)

昨年より倍率が高くなっている学科は国際関係学科等1.46倍(昨年1.26倍)、工業科1.43倍(同1.36倍)、総合学科1.38倍(同1.36倍)。音楽科も募集人員を下回ったものの(0.92倍)出願者数が増えています。逆に、家庭科や商業科の倍率が昨年に比べ0.21㌽、0.18㌽それぞれダウンしているのが目立っています。

学校別の出願者数は上の一覧表画像をクリックし、気になる学校のデータを拡大してご覧ください。(定時制含む。県教育委員会発表資料をもとに作成)

2倍を超える倍率になっている学校・学科は、岡谷東・普通3.17倍、大町岳陽・普通2.42倍、上田千曲の商と食物栄養がともに2. 30倍、飯田ОIDE長姫・建築2.20倍、南安曇農業・グリーンサイエンス2.15倍、市立長野・総合と松川・普通と松本県ケ丘・探究が2.09倍、長野東・普通2.05倍、下伊那農業・園芸クリエイト2.05倍、赤穂・商2.00倍―の11校12学科です。

昨年と比較すると、第1通学区は長野西中条校・普通、市立長野・総合、第2同で上田染谷丘・国際教養、第3同で岡谷東・普通、飯田ОIDE長姫・商、下伊那農業・農業機械、第4同では南安曇農業・環境クリエイト―などの倍率がハネ上がっています。昨年と単純比較はできないものの、第3同の岡谷工業の倍率も全体として急上昇しています。

また、通学区別の平均倍率は、最も高いのが第3通学区で1.50倍、次いで第4同1.43倍、第1同1.37倍、第2同1.31倍となっています。

公立高校前期選抜は、2月1日(木)=一部3日も=に面接や作文・小論文、実技検査などで実施され、同9日(金)に合格発表が行われます。

昨年の前期選抜で試験開始を待つ受験生(2023年2月2日、屋代南高)