宝島社(東京都)がこのほど「2024年版第12回住みたい田舎ベストランキング」を発表し、長野県は飯田市が2部門で1位になりました。同社が発行する月刊誌「田舎暮らしの本」2月号に掲載されています。
ランキングは「田舎暮らしの本」2013年2月号から毎年掲載し今回は12回目。移住定住促進に積極的な市町村を対象に移住支援策や医療、子育て、自然環境など278項目のアンケートを行い、587自治体の回答をもとに魅力を数値化しました。村、町、市の分類に加え、人口に基づいて「人口1万人未満の町」「3万人未満の市」「10万人以上20万人未満の市」など8グループでのランキングを示しています。
県内では、「人口5万人以上10万人未満の市」のグループで、飯田市が「若者世代・単身者部門」と「子育て世代部門」で1位となりました。空き家や竹林拡大などの地域課題解決に協力したい人を募集し、若いリピーターも増えているほか「ショート留学の参加者に宿泊費と交通費を一部補助する」といった移住促進策が魅力につながっています。佐藤健市長は「安心して子育てできる環境はもちろん、“○○したい”という皆さんの思いを全力でサポートします。エネルギーと食料の自給率をさらに高め、日本一住みたいまちを目指します」とコメントしています。
「村」グループでは、上伊那郡宮田村が「子育て世代部門」で1位、「総合部門」「若者世代・単身者部門」で2位、「シニア世代部門」で3位となりました。ほかに小県郡青木村が「若者世代・単身者部門」と「子育て部門」で3位、下高井郡木島平村が「シニア世代部門」で3位に入っています。