2024.01.09

千葉大、高2対象「飛び入学」で新入試
「研究活動発表型」導入

高校2年修了後、1年早く大学に入学できる「飛び入学」制度を導入している千葉大学(千葉県)は2025年4月入学者選抜から、工学関連分野において研究活動発表や面接、数学の基礎的試験を組み合わせた新方式の選抜を実施します。

この方式で入学した場合、学部1年次から研究活動を行うことができます。学校や個人で研究活動を行う高校生が増えていることから、高い意欲を持つ学生を募集し世界的に活躍する人材の育成を目指します。

同大の飛び入学(先進科学プログラム)制度は、早期から科学分野の専門的な勉強を進めることで研究者になる道をひらく目的で1998年から実施。入学試験は、物理や情報工学の課題論述試験による「方式Ⅰ」、前期日程の個別学力検査を利用する「方式Ⅱ」、物理、化学オリンピック日本代表候補者を対象とする「方式Ⅲ」のほか総合型選抜方式など、さまざまな選抜方式で行われています。入学した学生は選んだ分野に該当する学部・学科に所属し、学部課程のカリキュラムに加え独自の科目を履修。早期卒業制度や高校3年生を対象にした9月入学制度もあります。

〇詳細は同大先進科学センター