2023.12.19

「農業高校の甲子園」県勢3競技で最優秀賞
県教育長に快挙報告

10月に熊本県で開かれた「日本学校農業クラブ全国大会」(日本学校農業クラブ連盟、全国農業高校長協会など主催)では、18競技中3競技で県内農業系高校の生徒が最優秀賞(優勝)に輝きました。受賞した生徒5人がこのほど、県庁に内堀繁利教育長を訪ね快挙を報告しました。

訪れたのは、佐久平総合技術高校(佐久市)3年生チーム、窪田亜里沙さん、岩下幸穂さん、及川深雪さんの3人(平板測量競技会最優秀賞。文部科学大臣賞、国土交通省国土地理院長賞同時受賞)と、下伊那農業高校(飯田市)3年の遠藤愛奈さん(農業鑑定競技会・食品分野最優秀賞)、須坂創成高校(須坂市)3年の古澤寛樹さん(同・造園分野最優秀賞)の5人。

最優秀賞を報告する生徒たち。前列右から窪田さん、岩下さん、及川さん、遠藤さん、古澤さん

佐久平総合技術の窪田さんは「受賞の瞬間はびっくりしました。今はうれしいのですが、受賞の実感はまだ薄いです。学校での専攻は畜産系ですが、測量なども幅広く学べるのが農業高校の良い点だと思います」などと話しました。

内堀教育長は、「全国で一番はすごいこと。自信になるでしょう。また、大会に向け努力してきた過程で、皆さんはさまざまなものを得ました。今後に生かしてください」と激励しました。

同大会は「農業高校生の甲子園」とも呼ばれ、プロジェクト発表会(3分野)、意見発表会(3分野)、平板測量競技会、農業鑑定競技会(8分野)、家畜審査競技会(2部門)、農業情報処理競技会で、合わせて18の競技が行われます。今大会は、都道府県代表や学校代表など全国から生徒約4000人が参加し、農業に関する技術や知識を競い合いました。