9月に東京で開かれた「全国商業高校英語スピーチコンテスト」スピーチの部で、県勢初の文部科学大臣賞・最優秀賞に輝いた穂高商業高校(安曇野市)2年の林原イザベラ桜さんがこのほど、県庁で内堀繁利教育長に受賞を報告しました。林原さんは「来年も大会(レシテーションの部)に挑戦したい」と意気込みを語っていました。
大会は、自由な題材によるスピーチの部と、課題文を暗唱して発表するレシテーションの部があり、両部門とも各都道府県の代表1人ずつ計47人による予選会を実施。突破した12人が決勝大会に出場する仕組み。
林原さんはこの日、受賞した「”NORMAL”COFFEE?(「普通の」コーヒーって?)」と題する3分半ほどのスピーチを出席者らに披露。多様な家族の形をコーヒーの味にたとえ、普通の家族って何だろうと問題を提起した内容を、原稿を見ずに堂々と話しました。
また、出席者との懇談では「(学校では日本語、家ではポルトガル語で話すが)英語には小学生のころから興味を持ち始め、海外ドラマや映画などを観て親しんできました」「将来は、通訳などに興味があります」「スピーチコンテストにチャレンジして、人前で話すのが苦手だったが自分が全校生徒の前でも話すことができました」「スピーチは感情を入れて表現するのが難しい」などと話していました。
内堀教育長は、「大会40年の歴史の中で県内からは初めての受賞、という素晴らしい活躍を見せてくれました。おめでとうございます。今回の受賞で得た自信や、挑戦するプロセスで身に付けた力を今後に生かしてほしい」と激励しました。