県私学審議会はこのほど開き、佐久長聖中学校・高校(佐久市)を運営する学校法人長聖(同)が長野市と佐久市に来春開校を目指す小学校2校と中等教育学校(中高一貫校)1校合わせて3校を認可しました。新たに「サミットアカデミー」のブランドで展開する3校はいずれも男女共学、独自の英語教育で「グローバル・ジャパニーズ」の育成を掲げています。来春は、長野市の小学校が1年生60人(2クラス)、中等教育学校が1年生80人(2クラス)を募集、佐久市の小学校は1―6年生まで各学年30人(1クラス)を募集します。
新小学校と中等教育学校の名称は、長野市の2校が「エレメンタリースクール長野(小学校)」「セカンダリースクール長野(中等教育学校)」、佐久市が「エレメンタリースクール佐久(小学校)」。いずれも、日本人と外国人の先生の2人担任制でホームルームも英語で始まるなど「英語のシャワーを浴びる学校」をコンセプトにしています。小学校では1年生から英語の授業があり、英語以外の教科も一部は英語で進められます。中等教育学校は、英語の学習時間を通常の2倍程度確保するカリキュラムを組んでいます。
長野市の小学校は中等教育学校と12年間、佐久市の小学校は佐久長聖中学・高校と最長12年間の一貫教育で、日本人としてのアイデンティティー確立をベースに世界で活躍できる人材を育てたいとしています。3校の募集要項や入試の詳細は今後、ホームページや数回の学校説明会で発表される予定です。サミットアカデミーのホームページはこちらから。
審議会では、3校のほか学校法人西軽井沢学園(北佐久郡御代田町)が佐久市に開校を進めている「さやか星小学校」の設置と、白馬インターナショナルスクール(北安曇郡白馬村)を各種学校とする件を1次審査し、それぞれ承認しました。