2023.09.08

「睡眠足りない」小中学生、昨年より増え58%に
うち「学校で居眠り」3割

睡眠時間が足りていないと感じている小中学生は昨年より4㌽増加し58%に。このうち3割が、中学生では4割が「学校で居眠りをしてしまう」―。ニフティ(本社・東京都)が運営する子ども向けサイト「ニフティキッズ」が、このほど行った「『睡眠』に関するアンケート調査」の結果で分かりました。成長のためにも大事な睡眠、一度見直してみることが必要なのかもしれません。

調査は6月から7月にかけて、サイトを訪問した小中学生に「睡眠」についてアンケートしました。「睡眠時間は何時間か」「睡眠時間は足りているか」「睡眠時間が足りていない理由は何か」などを聞き、2359人から回答がありました。以下、結果の一部を調査リポートから紹介します。

【睡眠時間は何時間】

〈平日〉

全体の27%が平日の睡眠時間は「8時間」と回答しました。中学生になると睡眠時間が減る人が多いようで、小学生では「9時間」と答えた人は21%でしたが中学生では7%と、10%以上減少しています。

〈休日〉

小中学生の休日の睡眠時間で最も多かったのは「8時間」で全体の23%、続いて「9時間」と平日に比べて全体的に睡眠時間が増加しました。「10時間」や「10時間以上」と答えた人は平日では5%以下だったのに対して、休日はいずれも10%以上を超えました。

【睡眠時間は足りている?】




睡眠時間は「足りている」と答えた小中学生は全体の42%で、半数以上の人が「足りていない」という結果になりました。小学生では、足りている人は49%ですが中学生は33%と、足りていないと感じる人の割合が増えていることがわかります。

睡眠時間の質問で平日に比べて休日は10時間以上寝る人が増えていたことから、平日には学校があり起きる時間が決まっているため「足りていない」と感じてしまうのかもしれません。

【(睡眠時間が足りていない人へ)足りていない理由は?】(複数選択)


睡眠時間が足りていない人の半数以上の人が「なかなか寝つけない」と回答しました。その他の回答で「ストレスや考え事をして眠れない」と答えた人もいて、寝つけない人の中にもそれぞれ違った理由がありそうです。

他には「お風呂に入る時間が遅い」「たくさん寝ていても眠い」「親が帰って来るのが遅くて家事をしている」などの意見がありました。自分次第で寝る時間を変えられそうな人もいれば、家の都合で難しい人もいるようです。

【(睡眠時間が足りていない人へ)学校で居眠りしてしまうことはある?】



睡眠時間が足りていない人で、学校で居眠りをしてしまう人(「毎日してしまう」「週に2~3度してしまう」「週に1度くらいしてしまう」「時々してしまう」の合計)は、全体の31%でした。睡眠時間が影響しているからか、小学生(22%)よりも中学生(40%)の方が居眠りをしてしまう人の割合が高い結果となりました。

【これまでに寝坊をしたことがある?】


寝坊をしたことが「ある」と答えた小中学生は55%と、半数以上の人が寝坊をしたことがあることがわかりました。

〇調査リポートの詳細はこちら(「ニフティキッズ」のサイト)から