今年7月の「NHK杯全国高校放送コンテスト」テレビドキュメント部門で準優勝に輝いた松本深志高校(松本市)放送部の生徒が12月8日、県庁を訪れ原山隆一県教育長に受賞を報告しました。
訪れたのは制作者の矢野晶さん(2年)とグラフィックを担当した大月まきさん(同)の二人。
受賞作品は「つないで つないで!」と題した約8分の番組。小学校には各教室へ一斉にテレビ放送できる設備が整っているのに、高校にないのはなぜだろうと疑問を抱き、学校内放送の歴史までさかのぼって探究した模様を、グラフィックを織り込んで軽快に展開しています。この作品を機に、同校には各教室に一斉放送できるシステムが完備されたそうです。矢野さんは「県内各高校にこうした映像配信システムが広まればうれしいです」と話していました。
原山県教育長は、「疑問に思ったことを探究し、行動することで周りの社会を変えていく、教育が目指す方向を実際に行っていることが素晴らしい。これからも頑張ってください」と激励していました。
同部は2019年に優勝、昨年はコロナで大会が中止になったため、2年越し2大会連続で好成績を収めました。