2023.07.19

【高校入試】公立後期、英語の平均点がダウン
数学と英語で超難問も

「教育指導時報」7月号

県教育委員会はこのほど、今年3月に実施した2023年度公立高校入試の後期選抜・学力検査について、受験者の解答を調査・分析した結果を公表しました。同委員会の月刊誌「教育指導時報」(刊行会発行)7月号の特集として掲載しています。受験者数は、全日制、定時制(多部制含む)合わせて9891人で前年より277人の減。各教科の平均点は、国語55.74点(前年47.76点)、社会56.91点(同52.51点)、数学51.13点(同46.48点)、理科54.33点(同38.98点)、英語44.96点(同51.27点)でした。英語の平均点が前年より6点以上ダウンしているのが目立っています。

国語、社会、数学、理科の4教科は前年より4.40点~15.35点アップしました。前年、難度が高かった理科は大幅上昇です。この結果、5教科総合点は各教科の平均点を単純に加えると263.07点、前年の237点を26点ほど上回りました。

調査では、ほかに正答率、無答率、誤答例などを分析しています。設問ごとの正答率では、数学で正答率1.3%、英語で2.9%などの難問もありました。「教育指導時報」については、県教育委員会へお問い合わせください。各教科の得点分布図は次の通りです。

〇県教育委員会のホームページはこちら

【23年度公立高校後期選抜 学力検査 教科別得点分布図】

今春の公立高校後期選抜で、試験開始を待つ受験生(3月7日、松本蟻ケ崎高校で)