「そのアイデアは、財産だ。」―文部科学省、特許庁などが主催する「パテント（特許）／デザインパテント（意匠）コンテスト」が、全国の高校生や大学生らが自ら考えた発明や創作デザインを９月29日(金)まで募集しています。優秀作品については、特許権や意匠権の出願など主催者が権利化を支援します。「特許コンテスト」「意匠コンテスト」とも、夏休みに、応募に役立つ体験型ワークショップを開催。オンラインでも参加できるので、関心ある人はぜひ夏休みの予定に入れておいてはどうでしょう。
コンテストは、高校生、高専生、大学生などが対象。応募のあった発明や意匠（デザイン）の中から選考し、優秀賞を受賞したアイデアは特許や意匠の出願支援対象となり、弁理士のサポートのもと出願書類を作成し、実際に特許庁への出願を行い、これにかかる費用をすべて主催者が負担する―など特許権および意匠権の権利化を支援します。
選考委員長に吉野彰博士（2019年ノーベル化学賞受賞）
2023年度からは、自らも世界的な発明家である吉野彰博士（旭化成株式会社名誉フェロー、2019年ノーベル化学賞＝写真）が選考委員長に就任。応募作品は、パテントコンテストおよびデザインパテントコンテスト選考委員会が選考を行います。選考は、①「第一次事前審査」（特許法上の発明であるか、産業上の利用可能性があるか等の審査）②「第二次事前審査」（先行技術の有無、発明の完成度、製品化等の実施可能性の審査）③「最終審査」（独創性の審査）を経て総合的な判断によって行われます。
選考結果はホームページで発表。第二次事前審査を通過した作品を 11 月中旬頃に、
また最終審査を経て優秀賞（特許出願支援対象）の受賞が確定した作品を 12 月上旬頃に発表する予定。
【「パテント／デザインパテントコンテスト」概要】
コンテスト名 ：2023年度パテントコンテスト／デザインパテントコンテスト
主 催 ：文部科学省、特許庁、日本弁理士会、（独）工業所有権情報･研修館
後 援 ：世界知的所有権機関（WIPO）
応募期間 ：23年6月26日(月)～9月29日(金)消印有効
応募資格 ：高校生、高等専門学校生、大学生、専修学校生、大学校生
募集内容 ：生徒・学生による発明（アイデア）または意匠（デザイン）
〇応募内容や応募条件などの詳細はこちら（コンテスト特設サイト）で確認を
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《夏休み特別企画》発明体験ワークショップ（アイデア）／創作体験ワークショップ（デザイン）について
夏休み特別企画として、知財教育やデザイン分野の第一線で活躍する講師による「発明体験ワークショップ」と、デザインのための「創作体験ワークショップ」を次の通り開催します。すべての会場は対面と同時にオンラインでも参加が可能です。
〇ワークショップへの参加申し込みはこちらから（全日程共通）
