長野市三輪に来春開校予定の私立小学校「サミットアカデミー エレメンタリースクール長野」はこのほど、同市で4回目の学校説明会を開きました。今回は「英語のシャワーを浴びる学校」の授業を体験してもらうおうと、インターナショナルスタッフ(外国人教諭)による約40分の体験授業を組み入れ、説明会と2部構成で実施しました。親子連れなど約180人が参加、子どもたちは英語で進められる理科の実験授業を先生たちと楽しんでいました。
同小学校は、佐久長聖高校や長野女子短大などを運営する学校法人長聖(本部・佐久市)が、日本人のアイデンティティーを持つ国際人「グローバルジャパニーズ」の育成を目指し、「サミットアカデミー」のブランドで来春、長野市と佐久市に同時開校を予定する三つの学校の一つ。ほかに、長野市に中等教育学校(中高一貫校)、佐久市に小学校が誕生する予定です。
大きな特徴は、小学1年から英語教育を導入し、朝のホームルームなどのほか、算数や生活、理科、体育など教科の授業の約6割をインターナショナルスタッフが英語で行うことです。また、「探究的な学び」に力をいれ地域や企業との連携や、6年生で全員が海外研修を実施するなど視野を世界に広げ、国際的な課題にも目を向ける教育を行うとしています。募集人員は1年生2クラス(60人)の予定。
この日の学校説明会は、参加者が2班に分かれて説明会と体験授業を入れ替え制で実施。体験授業は、身近な物が水に浮くか、沈むかについて調べる実験。インターナショナルスタッフ2人が、ボールやけん玉、ブリキのおもちゃ、ビー玉、ぬいぐるみ、缶などを「SINK(沈む) or FLOAT(浮く)?」とクイズ形式で子どもたちに聞きながら進め、水槽に張った水の中に入れて結果を調べました。子どもたちは、一つ一つについて「SINK」「FLOAT」「うく」「しずむ」などと大きな声で答えるなど、英語と実験を楽しんでいました(上の写真2枚は体験授業の様子。下はこのほど決定した同小学校の制服)。
同小学校の学校説明会は今後、6月16日(金)、7月5日(水)、同22日(土)、8月5日(土)、9月9日(土)、10月7日(土)、11月11日(土)に実施。10月からは新築校舎を会場に行う予定です。
〇同小学校について、詳しくはこちら(「サミットアカデミー」のホームページ)まで