2023.05.11

長野市に来春誕生する私立中高一貫校が説明会
独自グローバル教育掲げる

2024年4月、長野市三輪に開校予定の私立中等教育学校(中高一貫校)「サミットアカデミー セカンダリースクール長野」はこのほど、同市で2回目の学校説明会を開きました。公立中学校の約2倍となる英語の授業数、日本人と外国人教師の2人担任制などグローバル人材育成を目指す学校としての特長や、国内だけでなく海外の大学進学に向けた教育などについて、約1時間をかけて説明。参加した家族連れなどが真剣に担当者らの話に耳を傾けました。

長野市で初の中等教育学校となるサミットアカデミーの説明を熱心に聞く参加者(5月10日)

同校は、佐久長聖中学・高校を運営する学校法人と長野女子高校などを運営する学校法人が合併して誕生した学校法人長聖が運営。新たに「サミットアカデミー」のブランドで、同校のほか長野市に小学校「サミットアカデミー エレメンタリースクール長野」、佐久市に同じく小学校「同 エレメンタリースクール佐久」の、合わせて3校を来春、同時開校する予定です。(小学校の学校説明会は3月30日の記事参照)

3校は、日本文化を学ぶなど日本人としてのアイデンティティを磨くとともに、小学校では算数や理科など約6割の授業を英語で行うなど「グローバル・ジャパニーズ」の育成を目指しています。中等教育学校においても、全員が3年生で海外研修を行ったり、英国の名門パブリックスクールのサマースクールに同校生徒枠を確保するなど海外留学も強力にバックアップするとしています。

説明会は、イチカワドイル徳恵理事長、イチカワドイルウォルター校長らのあいさつに続いて、担当者が6年間の教育内容や校舎・施設などの説明を動画を活用して行いました。質問時間には、参加者から「入試問題のレベルは? また合格ラインは?」「英語以外の教科の授業も英語で進めるのか?」など入学に向けて具体的な質問が数多く寄せられたほか、子どもたちから「面接ではどんなこと聞かれるの」「制服は毎日着なければいけないの」などの質問も飛び出していました。

〇サミットアカデミーについてより詳しい情報はこちら(学園のホームページ)から

中等教育学校の隣接地に新築しているエレメンタリースクール(小学校)校舎の完成予想図(上)と建設中の校舎。中等教育学校も当面はこの校舎を使用する予定という