2023.05.08

高校生のアルバイト、経験なしは6割
約4人に1人が就業中

求人や進学関連のコンサルティング事業を行うマイナビ(東京都)がこのほど実施した「高校生のアルバイト調査」で、アルバイトの経験がない高校生が61%だったことが分かりました。現在アルバイトをしている高校生は23.8%で、目的は「貯金をするため」(58.4%)が最多。次いで「趣味のため」(58.3%)、「社会経験を積むため」(36.0%)となりました。

アルバイトの目的として「社会経験を積むため」と答えた高校生の割合は、新型コロナウイルス感染症が拡大する前の2019年調査と比べて10.5ポイント増加。ほかに「人との交流・出会いが欲しいため」「趣味のため」が9.2ポイント、「スキルを身に着けるため」が6.1ポイント増えました。一方、「自分の生活費のため」は5.0ポイント減りました。

同社は「長引くコロナ禍により将来に不安を感じたことでアルバイトを通じて社会経験やスキルアップを図る高校生が増えたようだ」と分析しています。

【アルバイトの目的】

就職活動を意識してアルバイトをしている高校生は29.7%で、意識していることは「正しい言葉づかいができるようになる」が41.4%で最多でした。
アルバイトをしていない高校生が今後やってみたいアルバイトの職種は「飲食・フード(接客・調理)」(38.1%)が最多。次いで「販売」(31.8%)、「イベント」(27.6%)などとなりました。

調査は今年2月、全国の15~18歳の高校生を対象にインターネットで実施。アルバイト就業者591人、非就業者241人から回答を得ました。

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