2023.03.30

佐久市に来春開校の私立小学校、初の説明会に300人
独自グローバル教育に高い関心

2024年4月、佐久市岩村田に開校を予定している私立小学校「サミット アカデミー エレメンタリー スクール佐久」はこのほど、初めての学校説明会を同市で開きました。日本人としてのアイデンティティー確立をベースに、日本人と外国人の2人担任制で1年生から英語教育を行い「グローバルジャパニーズ」の育成を目指しているのが大きな特徴。また、高校までの一貫教育で国内の難関大学を含めた世界トップ100といわれる大学への現役合格に導くとしています。説明会には300人を超す参加者が訪れ、中には首都圏など遠方からの親子連れなどもいて、同校の教育に対する関心の高さをうかがわせていました。

参加した子どもたちに英語で話しかけるイチカワドイル・ウォルター校長

同小学校は、佐久長聖中学校校舎に隣接して新校舎を新築し、1年から6年まで各学年30人(1クラス)の募集を予定。少人数教育で、英語関係の教科のほか算数、生活、図工、体育、総合的な学習などの授業を英語で行うデュアル・ランゲージ・プログラムを取り入れ、6年生で英検3級(中学卒業程度)の英語力獲得を目指すとしています。

新校舎のフレキシブルラーニングエリア完成予想図(長聖のホームページより)

説明会では、イチカワドイル・ウォルター校長が参加した子どもたちと英語でじゃんけん遊びを行ったり、系列の中学校で学ぶ生徒たちが学校紹介を行ったりと盛りだくさんの内容。イチカワドイル徳恵理事長は「英語が中心の学校生活にご心配される保護者の皆さんもいると思いますが、学校がしっかり支えますので大丈夫です。長聖の教職員は、皆さんとともにワクワクした気持ちで子どもたちを育てていきたいと考えています」とあいさつしました。

同小学校ではこの後、7月までに説明会を4回開催し、12月に1回目、24年1月に2回目の入学試験を予定しています。

新小学校は、佐久市の佐久長聖中学校・高校を運営する学校法人と、長野市の長野女子高校などを運営する学校法人の合併による新法人「学校法人長聖」が運営。同法人は、「サミットアカデミー」のブランドで佐久市の小学校のほか、長野市に小学校(サミット アカデミー エレメンタリー スクール長野)と中等教育学校(同セカンダリースクール長野=中学と高校を合わせた6年制学校)を来春、開校する予定です。

〇サミット アカデミーの「エレメンタリースクール佐久」「エレメンタリースクール長野」「セカンダリースクール長野」の詳細はこちら(学校法人長聖のホームページ)