2023.03.23

歯科医師国家試験に2千人が合格—合格率63.5%
松本歯科大、新卒合格率2位

厚生労働省はこのほど、今年1月に実施した歯科医師国家試験の合格者を発表しました。新卒者と既卒者を合わせた全体の受験者3157人(昨年3198人)に対し合格者は2006人(同1969人)で、合格率は63.5%と昨年より1.9㌽アップしました。新卒者は、受験者1919人(昨年1999人)のうち1483人(同1542人)が合格、合格率は77.3%(同77.1%)でした。

大学別に合格状況を見ると、歯学部を持つ29大学のうち新卒、既卒のトータルで最も合格率が高かったのは東京歯科大学(東京)で92.7%(124人受験中115人合格)。新潟大学歯学部(新潟)の85.5%、鹿児島大学歯学部(鹿児島)81.5%の2校が8割台、東京医科歯科大学歯学部(東京)78.3%、大阪大学歯学部(大阪)77.8%、昭和大学歯学部(東京)77.3%、広島大学歯学部(広島)77.0%などとなっています。松本歯科大学(塩尻市)は70.5%ですが、新卒者の合格率は93.1%で東京歯科大学の94.1%に次いで2番目に高率でした。

(東京歯科大学=上=と松本歯科大学。いずれも大学のホームページより)