厚生労働省はこのほど、２月に実施した本年度の医師国家試験の合格者を発表しました。新卒者、既卒者を合わせた受験者数は10293人（昨年10061人）で合格者数は9432人（同9222人）、合格率は91.6％（同91.7%）でした。うち新卒者は9459人（昨年9232人）が受験し合格者は8972人（同8774人）、合格率は94.9%（同95.0%）。全体として受験者数が昨年よりやや増えたものの合格率はほぼ昨年並みでした。
大学別で最も合格率が高かったのは順天堂大学医学部（東京）で141人が受験し全員合格の100％。ほか合格率が97％以上の大学を見ると、国際医療福祉大学医学部（栃木）と自治医科大学（同）が99.2％、東北医科薬科大学医学部（宮城）98.9%、産業医科大学（福岡）98.0%、横浜市立大学医学部（神奈川）97.9%、兵庫医科大学（兵庫）97.4％。横浜市立大学を除くと私立大学が占める状況になっています。信州大学医学部（松本市）は受験者142人のうち133人が合格、合格率93.7%でした。
（順天堂大学医学部附属病院順天堂医院＝上＝と信州大学医学部附属病院。いずれも大学のホームページより）
