文部科学省はこのほど、今年の5月1日時点で調べた「2022年度学校基本調査」の集計結果を発表しました。それによると、22年春の四年制大学進学率(大学進学率)は全国平均が56.6%で前年より1.7㌽上昇し、過去最高を更新したことが分かりました(グラフ)。長野県は48.5%で前年より2.7㌽上がったものの依然、全国平均を8.1㌽下回り47都道府県の中で上から30番目になっています。
■2022年度 大学(学部)はじめ高等教育機関への進学率
大学進学率は、その年の大学入学者数を18歳人口相当数(3年前の中学校等卒業者数)で割って算出します。22年春は全国で63万5156人が大学に入学し、分母となる18歳人口は112万1395人でした。一方、県出身者の大学入学者数は9520人で18歳人口は1万9627人でした。
都道府県別の大学進学率を高い順に並べたのが表です。トップの東京都はおよそ4人に3人が大学進学をしている計算です。近隣では山梨県が全国平均を大きく上回る67.8%で3位に入っています。また、昨年は42.8%で全国35位だった沖縄県が、今春は7.2㌽アップの50.0%に急上昇、順位を11ランク上げ24位になっているのが目立っています。
「学校基本調査」は、文部科学省が全国すべての学校について毎年5月1日時点で実施している調査で、学校数、学級数(小中高校など)、学部数(高等教育機関)、在学者数、長期欠席者数、教職員数、学校敷地の面積、学校建物の面積、学校経費、卒業生の進路状況などが調査対象になっています。県内学校については県の「統計ステーションながの」から各種調査結果を見ることができます。