2022.12.16

書き損じはがきで貧困の子どもたちに支援を
国際NGОが呼びかけ

貧困などに苦しむ子どもたちを支援する国際協力NGО「チャイルド・ファンド・ジャパン」(東京)は、書き損じた年賀状などの寄付を募る「アジアの子どもを支える書き損じハガキキャンペーン2023」を実施しています。SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」、目標4「質の高い教育をみんなに」などの達成につながる活動で、チャイルド・ファンド・ジャパンは「SDGsってよく聞くけど、自分にできることはなんだろう―そんな風にお考えだった方も、お手元のハガキや切手で、SDGsへ貢献することができます」と協力を呼びかけています。

キャンペーンは、書き損じハガキや未使用切手を集め、ハガキは郵便局で切手に交換し、スリランカなどアジアの貧困地域の子どもたちや家族に食糧支援や教育支援を届けるための郵送などに使用します。内容は次の通りです。郵便局での交換手数料が、来年4月から値上げされることが決まっているため、早目の寄付を呼びかけています。

〈集めているもの〉
未使用または書き損じた年賀状・官製ハガキ、未使用の切手
※少量でもどんなに古くても大丈夫です
〈募集期間〉
通年
〈送付先〉
〒167-0041 東京都杉並区善福寺 2-17-5チャイルド・ファンド・ジャパン ハガキ係
〈個人情報について〉
書き損じハガキは、事務所で責任をもって管理したのち、最終的に郵便局で溶解処理されます。個人情報の部分を塗りつぶして送っても差し支えありません。

以下、チャイルド・ファンド・ジャパンの資料より

支援する国の1つスリランカは現在、1984年の独立以来最悪の経済危機が人々を襲っています。5㌔で625ルピー(約250円)だったお米が2倍以上の1,300ルピー(約520円)に跳ね上がるなど、貧困地域の子どもたちと家族の生活に甚大な影響を与えています。また、燃料不足も深刻で、ガソリンスタンドには長蛇の列ができています。バスの運賃なども高騰。「海外で働いて、お母さんにもっといい暮らしをしてもらうことが夢でした。でも、交通機関の運賃が高すぎて、通っていた日本語学校にも通えなくなってしまいました。」と、自らの夢を諦めざるを得ない子どもたちもいます。

~チャイルド・ファンド・ジャパンとは~
1975年より、アジアを中心に貧困の中で暮らす子どもの健やかな成長、家族と地域の自立を目指した活動を行っている国際協力NGO。現在は、フィリピン、ネパール、スリランカを中心に活動している。また、子ども支援に取り組む国際的なネットワーク組織「チャイルド・ファンド・アライアンス」に加盟し、連携して世界中の子どもたちを支援しており、直近ではウクライナの緊急支援も行っている。

〇キャンペーンやチャイルド・ファンド・ジャパンの活動についてはこちら(チャイルド・ファンド・ジャパンのホームページ)