2022.11.07

大学・専門学校生の3割が現状に不満足
高校時の進路選択に「悔い」

2023年3月に大学や専門学校を卒業する学生を対象に、高校卒業時の進路選択について聞いた調査で、31.4%が「入学時に期待していたこととのギャップを感じ、進路選択に悔いが残る」と回答したことが分かりました。

調査は、大学や専門学校の学生募集広報システムを開発するDoorkel(東京都)が、今年度卒業予定の大学生・専門学校生500人を対象にインターネットで実施。進路選択時に期待していたことと現状にギャップがあるか、興味を持った分野の大学や専門学校のすべてのオープンキャンパスや説明会に参加したか、などを聞きました。

期待していたことと現状のギャップについては「期待していたよりも良い経験はできず悔いが残る」と回答した人が157人(31.4%)。進路選択時に期待していたことは「就職に必要な資格やスキルを取得すること」(35.2%)が最も多く、次いで「学びたい分野の専門的な研究をすること」(19.6%)、「学びたい授業を受けること」(12.8%)でした。


進路選択に悔いが残ると答えた人のうち「進路選択時に、期待していたことに対する情報が大学や専門学校からの発信内容で十分に得られなかった」とした人は106人(67.5%)。一方、進路選択に満足していると回答した人は、同様の質問に対して265人(77.3%)が「十分に情報が得られた」と答えました。

また447人(89.4%)が「オープンキャンパスや学校説明会以外で、疑問に思ったことを大学や専門学校に気軽に質問したり相談したりできる環境づくりが大切」としました。