2022.10.25

読書をする人ほど生活での幸福度が高い
楽天ブックスの調査

読書をする人ほど生活での幸福度(生活の充実度)が高い傾向がある――。秋の読書週間(10月27日~11月9日)を前に、楽天グループ(本社・東京)運営のオンライン書店「楽天ブックス」が行った読書習慣と幸福度の関連についての調査で分かりました。「毎日本を読む」と答えた人の幸福度は8割を超えているのに対し、「本をまったく読まない」人では2割以上低い結果でした。

調査は今年9月、インターネットで実施し7326人から回答がありました。回答者の読書習慣を「毎日本を読む」「毎週本を読む」「毎月本を読む」「ほとんど本は読まない」「まったく読まない」の5段階できいたところ、「毎日読む」が約29%で最も多く、次いで「毎週読む」の28%でした。半数を超す人(56%)が週1回以上は読書をしていることになります(グラフ)。

幸福度(生活の充実度)を聞いた結果を、読書習慣それぞれの段階について集計したのが下のグラフ。「毎日本を読む」人が、自分の生活は「充実している(「とても充実している」「充実している」「少し充実している」の合計)」と答えた割合は82%に上っていますが、読書の頻度が下がるにつれこの割合は減少、「まったく読まない」人では58%まで落ち込んでいます。

実際に、読書が自身の幸福(生活の充実)につながっていると思うかを聞いたところ、7割以上がそれを実感していました(「とても感じる」「まあまあ感じる」の合計)=次のグラフ)。その理由は「感動したり、心を揺さぶられたりするから」(58%)「新しい知識を得ることに喜びを感じるから」(57%)などでした。

自身の幸福(生活の充実)につながる書籍のジャンルを聞いたところ、上位は「小説・エッセイ」(60.7%)、「漫画(コミック)」(50.7%)、「実用書(趣味、スポーツ、料理、美容)」(49.0%)となりました(次のグラフ)。