ロート製薬(本社・大阪市)はこのほど、小中学生の子どもを持つ親を対象に行った「子どもの生活と目に関する調査」の結果を発表しました。子どもの「視力」を気にしている親は、「学力」と同等の6割以上に上りました。一方で、5人に1人が目を悪くしないための対策を「何もしていない」と答えていて、調査した会社では子どもの「目の健康」に関して注意を呼び掛けています。
調査は今年8月から9月にかけて、第一子に小学1年~中学3年の子を持つ親を対象にインターネットで実施、2229人が回答しました。
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子どもが現在、眼鏡やコンタクトレンズなどで視力矯正をしているのは全体の38%に上りました(図1)。眼鏡を使用しているのが約35%、コンタクトレンズが8%でした。視力矯正をしている子の割合は学年が上がるにつれ高くなり、中学生では約57%と半数以上になっています(図2)。
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子どもについての関心事をきいたのが図3。11項目の中で、トップは「学力」の63%、次いで「視力」が約61%で、両項目がダントツでした。以下、「食事」(55%)「口内環境(虫歯など)」(54%)「コミュニケーションの取り方」(53%)と続きます。「視力」への関心は、視力矯正を行っている子どもについてはさらに高く84%に上っています。
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「子どもの目を悪くしないために行っていること」については、「部屋などの明るさに注意する」(45%)「デジタルデバイスを使う時間を決める」(40%)「(勉強、ゲームなど目と近い距離で行う)近業作業の時間を決める」(38%)などが多くなっていますが、一方で「何もしていない」が約5人に1人の19%いました(図7)。また、目の健康のために日本眼科医会が推奨している、「近業作業時には30分に1回休憩を入れる」を知っている割合は65%にとどまりました。
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〇調査についての詳細はロート製薬のホームページから