マイナビ(東京都)が運営する「マイナビ進学総合研究所」はこのほど、全国の高校3年生を対象に実施した「大学認知度・イメージ調査」の結果を公表しました。関東・甲信越エリアは、認知度が東京大学(東京都)、「イキイキしたイメージ」は青山学院大学(同)がそれぞれ1位を獲得しました。認知度では、関西を除いて各エリアの地元国立大学がそれぞれトップでした。
調査は進学情報サイト「マイナビ進学」の会員から抽出した高校3年生を対象に22年7月に実施。「その大学を知っている」の回答割合を示す認知度や、「イキイキ-」のほか「学べる内容が充実している」「時代にマッチしている」「就職力が高い」などイメージについて6項目を聞き、1万974人から回答を得ました。
全国を6のエリアに分けた大学の認知度ランキングでは、「関東・甲信越」エリアはトップの東大に次いで2位が早稲田大学、3位が明治大学でした。ほか5エリアで認知度が1位となった大学はそれぞれ「北海道・東北」が東北大学、「東海・北陸」が名古屋大学、「関西」が近畿大学、「中国・四国」が広島大学、「九州・沖縄」が九州大学でした。
また「イキイキしている」イメージの大学は、関東・甲信越の青山学院のほか、仙台大学、中京大学、近畿大学、岡山大学、九州大学がそれぞれのブロックで1位となりました。
同研究所は調査結果などを踏まえ、「高校生が志望校選びの際に重視しているのは、ここ5年で『学べる内容』が上昇している。また、学校推薦型入試などで志願する割合が増えており、一般選抜の難易度を参考にした大学選びをする高校生が減少することが予想される」としています。
〇ランキングの詳細はこちらから