法務省はこのほど、2022年司法試験の結果を発表しました。合格者数は昨年より18人減の1403人で、合格率は45.5%でした。合格者数を法科大学院別に見ると、京都大法科大学院がトップで119人、次いで東京大が117人、慶応義塾大と早稲田大がともに104人でした。予備試験に合格して受験したのは405人で、合格者は395人(合格率97.5%)。昨年に続いて高校生(出願時)の合格者が1人出ています。
合格者が多かった法科大学院は次の表の通りです(法務省の発表資料をもとにWiLL作成)。信州大法科大学院は15年度から募集を停止しました。
予備試験は、法科大学院修了と同程度の知識や応用力があるかを判定する試験で、合格すると司法試験の受験資格を得ることができます。例年、合格率が4%前後という超難関試験。今年、司法試験に出願した予備試験合格者410人の職種は、大学生が151人、法科大学院生が114人、無職59人、会社員39人、公務員24人などとなっています。