2022.07.08

「第一志望の大学に進学」が約7割に増加
リクルートの進路選択調査

リクルート(本社・東京)の調査研究機関「リクルート進学総研」はこのほど、今春の大学進学における高校生の進路選択行動について調査した結果を発表しました。進学先が第一志望の大学と回答した割合は68.3%で、3年前の前回調査より約15㌽もアップしました。進学先を検討する際に重視したのは「学びたい学部・学科・コースがある」が今回もダントツでトップ、2位の「自分の趣味や可能性が広げられる」や3位「教育方針・カリキュラムが魅力的である」などの割合が前回より上昇しているのが目立ちます。進学に関する情報源は、コロナ下もあって「進学情報誌」「先生のアドバイス」「オープンキャンパス等」などの割合が低下した半面、「進学情報サイト」「各学校のホームページ」が高くなっています。

主な調査項目の前回調査(2019年)との比較(「進学センサス2022」リクルート進学総研調べ) ※OCはオープンキャンパスの略

調査は、高校生の進路選択プロセス(行動・意識)の現状を把握するため、今年3月から4月にかけてインターネットで実施。今春の大学進学者1万841人からの回答を集計しています。

第一志望大学への進学者が増加したことについてリクルート進学総研では、「18歳人口の減少で"合格しやすい"受験環境になっていることや、受験生の総合型選抜や学校推薦型選抜など年内入試へのシフトが加速していることなどが影響している」と分析しています。

■調査結果の詳細を知りたい→リクルート進学総研のホームページ「高校生の進路選択に関する調査(進学センサス)」へ。