国立青少年教育振興機構(東京都)がこのほど実施した「コロナ禍を経験した高校生の生活と意識に関する調査」で、日本の高校生の56.2%が「対面でのコミュニケーションは大切だと思うようになった」と回答したことが分かりました。
コロナ禍を経験して感じたことについてはこのほか「友だちの大切さを感じるようになった」が55.7%、「学校の大切さを感じるようになった」が40.3%に上り、対人関係やコミュニケーションの在り方についての意識が変化したことが分かりました。
勉強については「勉強の大切さを感じるようになった」が19.6%、「勉強を自らするようになったが11.6%で、勉強の負担については、コロナ前と比べて「変わらない」が53.6%でした。
学校のオンライン授業については、「とても効果的」「まあ効果的」を合わせて59.0%が効果的だと回答。コロナの感染が拡大した場合に「対面授業がよい」とした回答は27・0%にとどまりました。
調査は、新型コロナウイルス感染拡大の影響によって、高校生の勉強や日常生活、対人関係などにどのような変化があったかを把握する目的で、日本、米国、中国、韓国の4カ国の高校生を対象に実施。国内では2021年9月から22年2月まで、全国24地域の高校29校でアンケートを行い、4241人から回答を得ました。
調査結果の概要はこちら→https://www.niye.go.jp/kanri/upload/editor/161/File/gaiyou.pdf