人事院は6月20日、2022年度春の国家公務員採用総合職試験の合格者を発表しました。全国の合格者数は1873人で倍率は8.2倍。このうち大学院卒者試験は618人が合格し、倍率は2.7倍。大卒程度試験は1255人が合格し倍率は10.9倍でした。合格者を出身学校別にみると国立大学が1248人で66.6%を占めています。出身大学別の合格者数は東京大が最多で217人、次いで京都大130人、北海道大111人の順でした。
国家公務員採用総合職試験は、従来の「国家一種」採用試験に代わり、2012年度から院卒者試験と大卒程度試験に分けて実施されています。総合職は、政策の企画立案や調査研究に関わる事務に従事する職員で、いわゆる「キャリア」。事務次官への道も開かれています。
女性の合格者は院卒試験が176人、大卒程度試験が397人の計573人。全体の30.6%を占め、過去最多となりました。
総合職試験は春と秋の年2回実施しています。春に実施した総合職試験の出身大学別の合格者数は表を参照。