2022.06.13

【高校入試】今春の後期問題の平均点、全教科でダウン
理科は前年マイナス17.8点

県教育委員会はこのほど、3月に実施した2022年度公立高校一般入試(後期選抜)の学力検査の結果を発表しました。各教科の平均点は、国語47.76点(前年57.58点)、社会52.51点(同63.52点)、数学46.48点(同51.88点)、理科38.98(同56.81点)、英語51.27点(同59.88点)でした。5教科すべてで前年より平均点がダウン。特に、理科と社会では前年より10点以上も低くなりました。5教科合計を単純計算すると、今春は237.00点で、前年の289.67点から50点以上ダウンしました。(下のグラフ


受験者数は1万168人(全日制9908人、定時制128人、多部制132人)で前年より220人増えました。県教育委員会では「思考力・判断力・表現力を問う問題が増え、各教科とも難易度がやや上がった。理科の平均点が低かったのは知識を問うだけでなく、観察・実験を通し表現する問題や、実験結果を分析するのに計算を必要とする問題が多かったため」と分析しています。学習塾関係者らの多くは、こうした出題傾向は今後も続くと見ています。