2022.05.20

中高生の英語力、信州っ子は全国平均下回る
文科省の調査

長野県の中学3年生、高校3年生の英語力は両学年とも全国平均を下回ったことが、文部科学省が行った2021年度の「英語教育実施状況調査」で分かりました。文科省の英語力基準(英検だと中3は3級レベル相当、高3は準2級相当)を上回った生徒の割合を調べました。全国平均が中3で47.0%、高3で46.1%だったのに対し、信州っ子は中3が42.5%、高3が43.8%でした。

文科省は、基準を上回る生徒の割合を中3、高3とも22年度までに「50%以上」を目標にしています。今回の調査では目標に届かなかったものの、前回の調査(19年度)に比べると中3が3.0㌽、高3が2.5㌽いずれも高くなっていました。長野県は、中3が前回調査より1.1㌽低くなりましたが、高3は2.9㌽上昇しました。

この結果、長野県の割合を都道府県別で見ると、下表の通り、中3が全国29位、高3が31位でした。

また、英語担当の先生が文科省の基準(英検準1級相当)以上の資格を取得している割合は、長野県の場合、中学校は42.2%(全国平均40.8%)、高校が90.2%(同74.9%)でいずれも全国平均を上回っています。

調査結果をもっと知りたい人はこちら(文部科学省のホームページ)から。