2022.05.15

「スマホデビュー」全国的には中1が最多、地域差も
民間のネット調査

学習管理アプリ「Studyplus」を提供するスタディプラス(東京都)がこのほど実施した中高生のスマートフォン利用に関する調査で、現役中高生のスマホデビューは「中学1年生」が最多だったことが分かりました。ただ地域差も大きく、北海道や中国地域では「高校1年生」が最多。九州では「小学校高学年」が最も多くなりました。

調査は、全国で「Studyplus」を利用している中学生と高校生を対象に、今年4月にインターネットで実施。1869人から回答を得ました。

スマホデビューの時期は「中学1年生」が30.4%、次いで「小学校高学年」(24.1%)、「高校1年生」(19.7%)の順。小学校低学年や就学前の年齢でも3.1%がデビューしていました(下のグラフ)。

地域別にみると、大都市圏のある関東、中部、近畿の各エリアは「中学1年生」が最多ですが、北海道・東北と中国・四国エリアでは「高校1年生」がいずれも3割を超えてトップ。地域差も明らかになりました(下表)。

県教育委員会の調査(2021年度スマホ等に関するアンケート調査)によると、長野県の児童・生徒の場合、「自分だけが使えるスマホ」の所有率が最も上昇するのは中3の12月から高1にかけてで、約58%から99%へ40㌽も増加しています。傾向としては、「北海道・東北」「中国・四国」地域と似ているかもしれません。