2022.03.28

保護者の6割、オンライン授業に悩み
場所確保や仕事の調整

メディアコンテンツ制作のサイバーアウル(東京)が運営する総合情報サイト「テレコヤプラスby Ameba」がこのほど実施した「子どものオンライン授業」に関する調査で、保護者の6割が「困りごとがある」と回答したことが分かりました。

調査は今年2月から3月、子どものオンライン授業を見たことがある小学生の保護者500人を対象にインターネットで実施しました。子どものオンライン授業に際して「困っていることがある」と答えた保護者は63.2%で、具体的には「兄弟のオンライン授業や親のリモートワークとの兼ね合い」や「仕事を休む必要がある」などが挙がりました(グラフ)。
子どものオンライン授業で、不安や気になることについては「授業に集中しているかどうか」が31.3%で最多。次いで「パソコンやタブレットが使えているか」が20.1%でした。高学年の保護者は低学年に比べて「授業内容」や「教員の指導力」を気にしている傾向も明らかになりました(グラフ)。
子どものオンライン授業に「満足」「ある程度満足」とした保護者は72.6%に達し、「今後もオンライン授業を望む」とした保護者は59.2%でした。ただ高学年ほど望む割合が低下し、理由として「残り少ない小学校生活での思い出作りが心配」「勉強が分からなくても質問ができない」などが上がっています。