2022.03.25

【高校入試】公立高校の新しい入学者選抜制度決定
現小6生の受験から導入

現小学6年生が受験する2025年度からの公立高校入試について検討してきた県教育委員会は3月24日、前期選抜(自己推薦型入試)と後期選抜(一般入試)の両方で学力検査と面接を実施する―などを盛り込んだ新しい入学者選抜制度を決めました。来年度に、前期で新たに導入する学力検査の問題例を公表するほか、実施要綱案や各校の実施案が示される予定です。

今年2月に実施された公立高校前期選抜(2月8日、長野市の長野南高で)

現行の制度との比較では、前期(2月実施)と後期(3月実施)に分けて選抜するのは変わりませんが、前期で5教科200点満点の学力検査、後期で面接-を導入するのが大きな変更点です。前期の学力検査は中3の12月までに学習する基礎的な内容で、選択式、短答式の問題。試験時間は後期の学力検査より短くなる予定です。後期の面接は、対面による面接か紙上面接(10分)を各高校が選んで実施します。これにより、前期、後期とも➀学力検査➁調査書➂面接と、学校によっては作文、実技検査等を加えた選抜資料により合否が決められることになります。また、前期の募集枠が定員の60%(現行50%)に拡大されます。

このほか、中学校から志望高校に提出される調査書で「行動の記録」項目を削除▽定時制の追加募集を再募集に統合し、後期を受験しなかった生徒も志願できるようにするーなどの変更があります。

新高校入試制度について、県教育委員会の説明資料を次の方法で見ることができます。
・動画で見たい→YouTubeへ。
・リーフレットで見たい→県教育委員会のホームページへ。
・新制度の詳細を見たい→県教育委員会のホームページへ。