2022.03.11

小1~小3生の家庭学習は週6日、1日35分
オンライン学習など歓迎 保護者調査

小学1年~3年生の家庭学習は、平均で週5.7日、1日あたり34.9分―。公文教育研究会(本社・東京)が、小1~小3の子どもを持つ保護者を対象に行った「家庭学習調査2021」の結果で分かりました。また、オンライン学習をしている子どもたちが増加していて、保護者からは教育でのICT活用が拡大しているのを評価する声が多く聞かれました。

調査は小1~小3の家庭学習や生活の状況、保護者の意識などを調べる目的で昨年11月、母親と父親合わせて1800人にインターネットでアンケートしました。2015年から毎年実施しています。

週の学習時間は次のの通りで、前年より学習日数、時間とも減少傾向が見られました。このほか、1日にテレビを見る時間も「30分未満」「まったく見ない」の子の割合が高くなって全体に減少。ゲームをする時間、外(公園や広場など)で遊ぶ時間はともに前年と比べほとんど変化が見られませんでした。

オンライン学習は、「学校主導も自主実施も行われている」とした児童の割合が前年の8.4%から25.6%に増加。こうしたICT活用の拡大に対し、保護者からは「好ましい」とする回答が約44%(「非常に好ましい」「まあ好ましい」の合計)に上り、評価しないとした約13%を上回りました。

家庭内学習に対する保護者の見方は、「うまくいっている」が約72%(「うまくいっている」「どちらかといえば、うまくいっている」の合計)で前年と同率。子どもの熱心さに対する評価も「前よりも熱心になった」と「どちらかといえば、熱心になった」を合わせて約51%で前年並みでした。また、子どもが家庭学習に熱心になったきっかけとしては、トップが「自力で課題を解けるようになったから」でした(下のグラフ