2022.02.08

中学受験を検討したのは小4以前が76%
保護者は教育の質に期待

通信教育大手のZ会はこのほど、中学受験を経験した生徒の保護者を対象に行った「お子さまの中学受験に関する調査」の結果を発表しました。全体の76%は子どもが小学4年生までに中学受験を検討しており、中学受験の目的としては「質の高い教育を受けさせたかった」がダントツでした。97%の保護者は子どもが中学受験をしたことを「よかった」と振り返っています。

調査は昨年12月、同会の通信教育を受講している全国の中学生のうち対象の保護者500人にアンケートしました。中学受験の目的を聞いた結果は下のグラフの通りです。「質の高い教育―」に次いでは、「教育方針や校風」「同じレベルの生徒が集まる」などが高い割合になっています。

中学受験の検討を始めた時期は、子どもが「小学4年生」の時が最も多く、次いで「小学3年生」「小学3年生より前」でした(下のグラフ)。76.4%が小学4年生までに中学受験を検討していたことになります。

子どもの家での勉強時間(学習塾を含む)は、平日については下のグラフの通りでした。小学3年生での勉強時間は30分―2時間程度が多く、Z会によると「この年代の子どもは学習習慣を身につける、中学受験対策の学習に慣れるために時間を使っていたことがうかがえる」といいます。小6の夏ごろから勉強に3時間以上費やす子どもが5割を超えてきます。

保護者が子どもの中学受験へのかかわり方としては、「スケジュール管理」「学習進捗状況確認」「問題の丸つけ/解説」など学年問わず受験対策にかかわっていました。調査結果は同会のホームページ「イマドキ中学受験情報」に詳しく紹介されています。