スポーツ庁はこのほど、全国の小学5年生と中学2年生を対象に実施した本年度の「全国体力・運動能力調査」の結果を発表しました。小・中学生男女とも、反復横とびや50㍍走など8種目の体力テストによる合計点は、低下に転じた2019年度の前回調査よりさらに低下しました。同庁は、新型コロナの影響で運動時間の減少などに拍車がかかったと分析しています。
調査は、コロナの影響で昨年度は実施しなかったため、2年ぶりの実施。21年4月〜7月に行った体力テストの結果を各種目10点満点、合計80点満点で評価しました。合計点を学年別男女別にみると、小学校男子が52.53点(前回53.61点)、同女子54.66点(同55.59点)、中学校男子41.05点(同41.56点)、同女子48.41点(同50.03点)でした。すべてで前回調査より0.51点~1.62点下回りました。
県教育委員会によると、長野県の小学生男子の点数は53.23点(前回54.11点)、同女子55.02点(同55.84点)、中学生男子41.58点(同42.25点)、同女子48.16点(同49.51点)でした。小学生男子は前々回の調査から3回連続、同女子や中学生男女でも2回連続で体力の低下が見られました。
また、小学生の男女と中学生男子で体力合計点が全国平均を上回ったものの、中学生女子は全国平均を下回り、都道府県別で37位に低迷しました。それぞれについて過去14年間の点数を全国と比較したのが下のグラフです。
長野県の児童生徒について、さらに詳しい調査結果はこちら(県教育委員会のホームページ)をご覧ください。