2025.10.10

松本蟻ケ崎・書道部、全国優勝を県に報告
知事「心から祝福します」


阿部知事(前列左から3人目)らと記念写真に納まる松本蟻ケ崎・書道部の部員(阿部知事の右が部長の和田さん)

 

8月に大阪・関西万博の会場で開かれた「書道パフォーマンス甲子園 in EXPO」で優勝した松本蟻ケ崎高校書道部の部員がこのほど、県庁に阿部守一知事を訪ね快挙を報告しました。

同大会は、7月に愛媛・四国中央市で開催された「第18回書道パフォーマンス甲子園」の特別大会として、7月の大会の上位5校と愛媛代表1校の計6校が参加して行われました。松本蟻ケ崎高校は、7月の大会では茨城の水戸葵陵(みときりょう)高校に及ばず準優勝に。特別大会は審査員が満点評価をつける出来で、見事にひと月前の雪辱を果たした形です。同校は過去に四国中央市の本戦で3連覇を達成しています。

優勝作品は「愛燦燦(さんさん)」。中央に大きく、篆書(てんしょ)の「愛」の上に「燦燦」をシンメトリーに配置したのがポイント。SDGsに対する一人一人の意識が薄いと思い、「美しい地球を永遠に」「18歳の聲(こえ)よ届け」などと筆に願いを込めたといいます。

部長の和田清花さん(3年)は、報告で「7月の本戦で悔しい思いをしたので、EXPO大会は必ず優勝をと頑張ってきました。1カ月間は大変でしたが、優勝という形で終えることができました。こんな貴重な体験は普通では味わえないので、3年間やってきてよかったと思っています」と喜びを表していました。

阿部知事は「深い思い込められたインパクトある作品。書道パフォーマンスは日本独自の文化であり、世界に目を向けて発信するとともに、松本蟻ケ崎高校の伝統として引き継いでいってほしい」と祝福しました。


「未来や世界に目を向け、行政にもどんどん声ををあげてほしい」と激励する阿部知事(右)