2025.09.12

松本美須々ケ丘・演劇部が県に快挙を報告
阿部知事「さらに活躍を」

8月に香川県で開かれた全国高校生総合文化祭(総文祭)の演劇部門で県勢初の最優秀賞(文部科学大臣賞)に輝いた松本美須々ケ丘高校(松本市)の演劇部がこのほど、県庁に阿部守一知事を訪ね、快挙の喜びを伝えました。

訪れたのは、演劇部員20人(3年生9人、2年生3人、1年生8人)と学校関係者ら。部長で3年生の吉澤美杜(みと)さんは、「日々の稽古が結果となりうれしいです。仲間たちとぶつかり合い、切磋琢磨して作品を作り上げてきたことは一生の思い出です。今回の受賞が、長野県の高校演劇の発展につながってほしいと思います」と報告しました。

阿部知事は「高校演劇の最高峰を心から祝福します。ぜひこの伝統をつないでいってほしいと思います。皆さん一人一人が今回の経験を生かし、これからも演劇などそれぞれの分野での活躍を期待しています」と激励しました。

受賞作品「愛を語らない」は、大正~昭和の文豪・柴山鉄山の娘、柴山亜伊が書いた自伝的小説を戯曲化。同部では、この脚本に昨年の夏から取り組み、約1年間の稽古を積んできました。

阿部知事との懇談の中で、部員たちからは「家族の愛を訴えたかった」「部として受賞は意識していなかった。”面白い”を観客に伝えたいという思いでやってきた」「皆が全力で楽しむという、チームワークが評価された」などの話が出ていました。

2年生で新部長の田野尻瑚都(こと)さんは「面白いものを観客に伝え、楽しい部活にしていきたい」と抱負を語っていました。



阿部知事(前列中央左)を囲んで記念写真に納まる部員たち(前列中央右が部長の吉澤さん=写真上)と、阿部知事に快挙を報告する吉澤さん