文部科学省はこのほど、5月に調査した「2021年度学校基本調査」の集計結果を発表しました。それによると、全国の21年春の四年制大学進学率は54.9%で前年より0.4㌽上昇し、過去最高を更新したことが分かりました(グラフ)。長野県は45.8%で前年より0.4㌽上がったものの依然、全国平均より9㌽以上低く、47都道府県の中で上から30番目になっています。
大学進学率は、その年の大学入学者数を18歳人口相当数(3年前の中学校等卒業者数)で割って算出します。21年春は全国で62万7040人が大学に入学し、分母となる18歳人口は114万1127人でした。一方、県出身者の大学入学者数は9269人で18歳人口は2万239人でした。
都道府県別の大学進学率を高い順に並べたのが下表です。トップの東京都は4人に3人が大学進学をしている計算です。近隣では山梨県が全国平均を大きく上回る64.6%で3位に入っています。
「学校基本調査」は、文部科学省が全国すべての学校について毎年5月1日時点で実施している調査で、学校数、学級数(小中高校など)、学部数(高等教育機関)、在学者数、長期欠席者数、教職員数、学校敷地の面積、学校建物の面積、学校経費、卒業生の進路状況などが調査対象になっています。県内学校については県のホームページ「学校基本調査」から各種調査結果を見ることができます。
後日、21年度学校基本調査の第2弾として「高校通信制課程の生徒数」に関する調査結果を掲載します。