2025.04.16

【大学入試】千葉工大が私大志願者数トップに
近大、14年ぶり首位陥落


25年度私立大一般入試で志願者数が最も多かった千葉工業大(写真ACより)

 

2025年度の私立大学一般入試で、千葉工業大学(千葉)の志願者数が14年間首位を守ってきた近畿大学(大阪)を抑え初めてトップになったことが、大手予備校の代々木ゼミナール(代ゼミ、東京)の調査で分かりました。千葉工業大の志願者数は約16万2000人、2位の近畿大は15万8000人でした。3位に明治大学(東京)、4位に東洋大学(同)、5位に法政大学(同)が入っています。

調査は4月11日時点で集計しています。以降、集計日ごとにデータが更新されます。集計した私立大学303校全体の志願者数は305万7000人余で、前年度に比べ21万人近く(7.4%)増えました(下表)。

志願者数の多かった大学を30位までピックアップしたのが下表です。志願者数の上位10大学の顔ぶれは昨年と同様で、順位の1位と2位が逆転している形です。11位~20位では専修大学(東京)の志願者減が目立っています。

前年度と比較した志願者の増加人数で見ても、トップは千葉工業大で1万9000人余の増。2位が桜美林大学(東京)で1万8000人余増、3位に日本大学(同)の1万6000人余増が続いています(下表)。

早慶上智(早稲田、慶応義塾、上智)やGMARCH(青山学院、学習院、中央、法政、明治、立教)など主要大学のグループ別集計(下表)では、集計した14グループのうち12グループが前年度より志願者数を伸ばしています。女子大の3グループでは1グループが前年度比29%も増加しているのに対し2グループが減少し、増減の明暗がくっきり分かれているのが目を引きます。

代ゼミでは、私大志願者に関してこのほか「学部・学科の系統別集計」や「志願者数減少20大学」など5種類のデータをホームページの入試情報サイト(下のサイト)で公開しています。

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