2025.03.31

日本の気候変動、文科省が最新レポート公表
長野県の観測資料も

文部科学省と気象庁はこのほど、気象に関する最新の観測結果や科学的知見をまとめた「日本の気候変動2025 —大気と陸・海洋に関する観測・予測評価報告書—」を発表しました。報告書は、日本の気候変動対策をより効果的に進めるために作成されたもので、2020年に発表された前回の報告書から、新しいデータや研究結果を反映しています。SDGs(持続可能な開発目標)や気候変動に関心がある皆さんにとっては興味深い資料になるでしょう。

報告書のポイントは、

➀大雨が増えている!
極端な大雨が発生する頻度やその強さが変化していることが分かりました。

➁猛暑がさらに厳しく!
高温の発生頻度や強度も変化しており、より暑い夏が続く可能性があります。

➂海の変化が進行中!
海洋の温暖化が進み、溶存酸素量(海水中の酸素の量)が長期的に変化しています。

➃日本の気温はどうなった?
1898年から2024年までの日本の平均気温の変化を分析し、気温上昇の傾向が続いていることを示しました。

文科省は、「みんなに知ってほしいこと」として、次のように述べています。

このレポートは、国や地方自治体、企業などが気候変動対策を考える際の科学的な根拠として活用されます。また、一般向けにわかりやすい概要版や解説動画も用意されており、気候変動について多くの人に知ってもらうための資料となっています。これからの地球環境を守るために、私たち一人ひとりができることを考えていきましょう!

また、20世紀末と比べた21世紀末の予測については、都道府県別ごとリーフレットにまとめています。長野県の気候予測は▽年平均気温は、2℃上昇シナリオ(※1)で約1.5℃、4℃上昇同(※2)で4.7℃上昇▽1時間降水量50mm以上の年間発生回数は、2℃上昇シナリオで1.9倍、4℃上昇同で3.5倍に増加-などとしています。
※1/パリ協定の気温上昇目標2℃が達成された世界
※2/追加的な緩和策をとらなかった世界

▶「日本の気候変動2025」3版(詳細版、本編、概要版)のほか、都道府県別の将来予測や素材集などの各種資料はこちら(気象庁のホームページ)から